つばきフレンズ 音楽のチカラ


会場 : 下北沢 CLUB Que
タイトル : つばきフレンズ presents “音楽のチカラ”
出演 : つばきフレンズ


 本来、この日は脳の手術後で療養しているつばきの一色さんに代わり、バンド仲間がサポートしてつばきの曲を演奏するイベントとなる予定でした。しかし、3/11の東北地方太平洋沖地震により、そのイベント自体は6/19に延期となりました。そして、CLUB Queの店長、イベント出演予定者で話し合った結果、今回のイベント「音楽のチカラ」を開催する事になったそうです。


 最初に、CLUB Queの店長と小川さんが登場して、今回のイベントの趣旨を話されていました。電力不足が心配されているため、普段のステージではなく、照明も抑えて、スピーカーもメインのものではなく、モニター用のスピーカーを客席に向けて音を出すという方法にしたそうです。なので、あまり音が大きくならないため、いつも演奏中は閉めている入り口のドアも開けっ放しでイベントを行うとの事でした。お客さんはほぼ満員くらいの状態で入っていたので、各自が家で照明を使うよりも省エネになったのではないかとも話されていました。
 ちなみに、小川さんはベースを弾かず、オーガナイザーとして、今日はイベントの進行に注力されるとの事でした。


 というワケで、イベントは前説的な感じで、ピストン大橋さん(ウラニーノ)から始まりました。ライブのオープニングで「さくらんぼ」とか、「Believe in Love」とかで、オタ芸(?)を披露する事がありますが、今日はアカペラという事でした。曲は「ドラゴンボール」のエンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」でした(笑)。よくがんばってたよ(笑)。


 グローバーさん(Jackson Vibe)は、アコースティックギター弾き語りで、「朝焼けの旅路」を演奏していました。


 青木さん(パウンチホイール)は、アコースティックギター弾き語りで、鍵盤ハーモニカに小川さん、マイクを立てていないドラムに岡本さんを迎えて、つばきの「カーテン」をカバーしていました。


 ナガオさん(nano sound museum)は、アコースティックギター弾き語りで、友達の結婚式で歌ったという曲を演奏していました。


 関谷さん(UNDER THE COUNTER)は、アコースティックギター弾き語りで、「10月」を演奏していました。


 カミナリグモは、二人の演奏で、上野さんがアコースティックギター、成瀬さんがキーボードで、「王様のミサイル」を演奏しました。もともとこの日は、つばきとカミナリグモのツーマンでのイベントだったという事を話していました。歌詞の世界観が印象的でした。


 大迫さん(e-sound speaker)は、アコースティックギター弾き語りでした。


 高森さんは、アコースティックギター弾き語りで、中内さん(セカイイチ)をアコースティックギターに迎えて、セカイイチの「ステップオン」をカバーしていました。しかも、ステージから降りて、フロアの真ん中で生声で歌っていました。


 渡會さん(FoZZtone)は、アコースティックギター弾き語りでした。タイトルはわからないのですが、「音楽その音楽」っていうサビの曲でした。


 山岸さん(ウラニーノ)は、アコースティックギター弾き語りで、中島みゆきさんの「ファイト」をカバーしていました。


 イノトモさんは、ギタレレ弾き語りでした。そして、登場した時に、高森さんがいかにイノトモさんがステキかという事を話されていました。


 岩崎さん(セカイイチ)は、アコースティックギター弾き足りで、中内さん(セカイイチ)をアコースティックギターに迎えて、「タイムマシン」を演奏してました。


 菊池さん(plane)は、アコースティックギター弾き語りで、「平和そうに見えるこの世界で」を演奏していました。


 FREENOTEは、秦さんが鍵盤ハーモニカ、坂本さんがアコースティックギターで、マイクを立ててないドラムに岡本さん、アコースティックギターに山下さん(LUNKHEAD)、コーラスとラップ(?)に高森さんを迎えて、つばきの「春の嵐」のアレンジを変えて、カバーしていました。


 小高さん(LUNKHEAD)は、山下さん(LUNKHEAD)をアコースティックギターに迎えて、「三月」を演奏しました。そして、トリという事でもう1曲「来る朝燃える未来」をカバーしていました。


 アンコールでは、今日出演した全員に加えて、合田さん(LUNKHEAD)、岸部さん(パウンチホイール)、りっちゃん(D.W.ニコルズ)も参加して、つばきの「太陽」をカバーしていました。ちなみに、山下さん、中内さん、坂本さんがアコースティックギターで、ドラムは岡本さんでした。


 イベント終了後、つばきフレンズのイベント用の用意していたというつばきフレンズのバッジが配られました。


 この前々日に起こった地震の影響で、イベントを単にやめるのではなく、消費電力を減らすために照明/音響を減らす、入場料を取らずに募金を集めるといった工夫のうえ、イベントを敢行したCLUB Queに敬意を表したいと思います。結果、あれだけの人数が自分の家の電気を使わなかった事により、トータル的に見て、省エネになったでしょうし、募金も集められたし、参加したお客さんは前に進むという勇気をもらえたと思います。