6時に帰るチーム術


6時に帰るチーム術
小室淑恵
日本能率協会マネジメントセンター
2008年12月30日 初版第1刷発行

 ワークライフバランスコンサルタントとして活動する著者が起業した際、実践した手法を25のツールとして紹介しています。
 仕事のスピードを上げるには、仕事を分解して細かくして、進捗管理を徹底する事だと個人的に思っているのですが、この本を読んで、やっぱりそうだな・・・と思いました。
 著書で「朝メール」、「夜メール」というツールが紹介されていますが、「朝メール」で一日の予定と優先順位決めを行い、「夜メール」で、一日の振り返りと翌日のタスクを確認するというものでした。グループウェアの予定表を活用しているケースも多いと思いますが、このようなミクロな形でのスケジュール管理も有効であると考えます。また、一日の振り返りを行う事も、非常に重要だと思いました。
 個人的にはOutlookの予定表に、何をやったかを30分単位で記録しています。そして、簡単に月末に集計を行い、どのような仕事に時間を費やしたかを把握出来るようにしています。今後は朝にあらかじめ予定を埋める事と、終業時に振り返りをしたいと思います。

 ちなみに、著者が起業した会社は↓です。

株式会社 ワーク・ライフバランス
http://work-life-b.com


<目次>
はじめに
第1部 今、「チーム術」が求められている理由
 1. マネージャーの「勘違い」と部下の「見切り」
 2. 今、チームを変えるべき「4つの理由」
 3. 新しいチーム・マネジメントのあり方
 4. 私が経験した「チーム術」の原点
第2部 「チーム術」を実践する6ステップ・25のツール
 「6ステップ」の全体像
 ステップ1 現状を見える化する
 ステップ2 課題とビジョンを共有する
 ステップ3 仕事の中身と分担を見直す
 ステップ4 評価ポイントを見直す
 ステップ5 仕事の進め方を変える
 ステップ6 変化を周囲に広げる
6時に帰るチームをつくる!周囲を納得させる「18のQ&A」
おわりに