夢をかなえる時間術


夢をかなえる時間術
伊藤真
サンマーク出版
2007年 3月20日 初版発行

 以前読んだ著者の「続ける力」が色々と参考になったので、この本を見かけた時に、購入を決めました。
 この本では、時間の効率性よりも、時間の「幸福度」が大切であるという事が書かれていました。効率性ももちろん大切ですが、時間を使って、自分が何をしたいのか?どう生きたいのか?という点をまず念頭に置く事が大切だそうです。そして、自分の目的に向かうために時間を使い、目的に進んで行く事で達成感を得る事が時間の「幸福度」を高める事につながるという考え方です。
 その他に「良いダラダラ」と「悪いダラダラ」という考え方が面白かったです。例えば、目の前の課題をやりたくないから、目的もなくTVを見るなど他の事に逃げるのは、悪いダラダラに該当するそうです。しかし、同じタイミングで自分がどうしても見たい映画を見たりする事は、良いダラダラに該当するとの事でした。目的もなくTVを見る事は時間の浪費ですが、見たいと思っていた映画を見る事は、いつかやる事を先取りしただけなので、浪費にはならないという事ではないかと思います。そして、自分のやりたい事をやる事により、自分が豊かにもなるし、リフレッシュにもつながり、結果として有効な時間の使い方になると思います。そのように考えると、自分の時間を何のためにどう使うかという事を常に意識する事が時間を有効に使うコツなのだろうと思います。
 色々なビジネス書にも書かれていますが、やはり目標を先に決めて、目標に向かっていく事が大切だと改めて思いました。普段の生活でも、自分のテーマをいくつか持って時間を使っていく事により、著者の言う時間の「幸福度」が上がると思いました。
※ 僕のテーマはプロフィールに書いてたりします。


第1章 「いつも時間がない」のはなぜ?
第2章 夢をかなえるプランニング術
第3章 時間が増える生き方・考え方
第4章 時間は有限、人生は無限