残業ゼロで成果が上がる!スピード仕事術


残業ゼロで成果が上がる!スピード仕事術
吉川美樹
大和書房
2008年 3月30日 第1刷発行

 著者が実践してきた具体的な仕事のやり方や考え方を本書で紹介しています。実体験に基づく事例なので、とても分かりやすく参考になりました。
 著者は朝イチ(出社時間から始業時間)は「金時間」、午前中は「銀時間」、午後は「銅時間」と名付けており、「金時間」で集中してどれだけ仕事を処理し、頭を働かす事が出来るかによって、一日でこなせる仕事の量が変わってくると書いています。始業時間をすると、相談や電話など、色々と邪魔が入るので、始業時間より前に集中して自分の仕事を片づけてしまおうという事です。
 その他、速く歩く、速く動く人は、仕事が速い・・・という話が書かれていました。以前読んだビジネス書にも、優秀な経営者の特長のひとつとして、「せっかち」という点が挙げられていました。やはり普段の生活が仕事にも表れるという事でしょうか。
 締め切り意識という話がありましたが、残業ゼロもしくは残業が少ない人は、締め切り意識が高く、スピードが速い、逆に残業が多い人は締め切り意識が低く、ダラダラしている・・・という事かもしれません。
 最近ふと思うのは、深夜まで全力で働いたら、翌日に疲れが残り、普段通り働けないかもしれない・・・と思いました。逆に、連日の残業でも、普段通り働ける人は、深夜まで全力・・・という事ではないのかもしれないですね。

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<目次>
プロローグ
第1章 残業ゼロの秘訣は、午前中にある!
第2章 口ぐせは「今すぐ」「さっそく」
第3章 無駄をなくすための「嗅覚」を磨く
第4章 デスクまわりで仕事はもっと短縮できる!
第5章 より少ない時間で成果を上げるために
エピローグ