レバレッジ人脈術


レバレッジ人脈術
本田直之
ダイヤモンド社
2007年12月13日 第1刷発行

 プロローグで、アップルの創業者スティーブ・ジョブズのスピーチの内容が取り上げられていました。
「私たちは自分たちの食べる食べ物のほとんどを作ってはいません。私たちは他人の作った服を着て、他人の作った言葉をしゃべり、他人が作った数学を使っています。要は私たちは常に他人に依存しているということです。」
・・・当たり前の話ではありますが、一人で生きて行けるのは、仙人くらいかと思います(笑)。そして、本書では他人とのつながり=人脈について、重要性や構築・維持管理方法などが書かれています。
 本書でのもっとも重要なキーワードとして、「コントリビューション(貢献)」が挙げられています。「ギブ・アンド・テイク」ではなく、「他人に対して自分はどのような貢献ができるか。」を考えて行動する事が重要という事です。要は相手に対して、見返りを求めず、ただ純粋に相手の役に立つ事をする事だと思いました。そんな事を続けていれば、その人から・・・もしくはその人の友達や知人などから、自然といい事が舞い込むのではないかと思います。
※ 心理学的に、良くされた人には、良くしたいという「好意の返報性」が働くのではないかと思います。
 ・・・というワケなんですが、同僚、同級生、友達くらいしか人脈のない自分はどうしようかと思う今日この頃です(笑)。差し当たり、身近な人にコントリビューションですね。


<目次>
プロローグ 人脈づくりこそ最強の投資
1 レバレッジ人脈とは何か
2 会いたい人に接触する「アプローチ」の方法
3 うまくコミュニケーションをとる方法
4 人脈を継続させるには
5 「レバレッジ・ネットワーク」構築でお互いに成長する