新・目標達成法


明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法
小宮一慶
講談社
2008年 4月16日

 目標達成をするためのポイントがカバーに書かれていました。
  (1) 目標を具体的に設定する
  (2) 現状とのギャップが正確に逆算できる
  (3) どれだけのことをやらなければいけないかがわかる
  (4) そのための具体的計画が立つ
  (5) 進捗も正確に把握できる
  (6) 修正も具体的にできる
 小宮氏の別の著書にも書かれていましたが、「具体的」というキーワードが重要だと思いました。
 最近、仕事をしていて、気になった事とか、モヤモヤしていると感じた事は、「じゃあ、具体的に何をやるの???」とか、「具体的にはどういう事???」と確認するように心がけています。
 本書の構成は、各項の最後に「実践行動」が書かれていて、具体的に行動すべき内容が書かれているので、参考になりました。その中でも、たまたま自分が実践している事もあり、ちょっとニヤリとしました。「To Doリストの作り方」とか、「体重を毎日記録する」とか、「毎月末に預金残高を確認する」などです。
 今後、「3年分の預金残高の予想を立てる」というのをやってみたら、面白そうだな・・・と思いました。自分自身に対する中期事業計画みたいな感じですね。
 最後に、ストレスに負けない考え方が紹介されていました。
  (1) 自分でコントロールできないことに悩まない
  (2) 言い訳をしない
  (3) ときには自分をあまやかす
 実践するためには、自分自身で意識を持って、行動する必要があると思いした。具体的には、以下のような行動です。
 (1)については、逆に自分でコントロール出来る事については、全力を尽くす事が必要という事です。全力を尽くして、結果を待ち、仮にそれが思っていない結果だったとしても、ベストを尽くしたという納得感があります。
 (2)については、自分の非を認め、謝るという事でした。言い訳はその場しのぎになりますが、のちのち悪影響を及ぼす可能性もあります。謝ってしまえば、精神的に解放され、心の負担が軽くなる事も考えられます。
 (3)については、「たまには」という事がポイントのようです。いつも甘やかしてはダメという事ですね。たまには、「マイスペース」で「マイタイム」を過ごして、自分を休める事も長期的な視点で見れば、有効であり、必要な事だと改めて思いました。

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<目次>
はじめに
第1章 目標具体化力がつく小さな行動習慣
第2章 時間管理力がつく小さな行動習慣
第3章 仕事力がアップする小さな行動習慣
第4章 人を動かす力がつく小さな行動習慣