コーピング

 ストレスコーピングとは、ストレス対処行動とも呼ばれ、ストレスとなる要因を解決したり、心理的な負担を軽減するための行動の事です。
 ストレスコーピングには、以下の種類があります。


(1) 問題焦点型(問題中心型)コーピング
 自分の努力や周囲の協力により、直面している問題を解決したり、対策を立てる事です。
(2) 情動焦点型(情動中心型)コーピング
 感情を表に出し、気持ちの整理をつける(感情発散型行動)と、自分の心の中に抑圧する(感情抑圧型行動)があります。
(3) 認知的再評価型コーピング
 発想や見方などを変え、認知の仕方を再検討して、新しい適応の方法を探す事です。
(4) 社会的支援(探索)型コーピング
 周囲の人からのアドバイスにより、問題を解決したり、周囲の人からの慰めや励ましにより、心理的な安定を得て、気持ちに整理をつける事です。
(5) 気晴らし型コーピング(ストレス解消法)
 気分転換やリフレッシュする事により、日常のストレス解消につなげる事です。
(6) その他
 ヨガや座禅など、リラクゼーション(リラクセーション)を行う事です。


 ストレス軽減のためには、以上のようなコーピングを組み合わせる事が多いようです。飲みに行って、友達に相談に乗ってもらう事は、(4)+(5)でしょうか。有効なコーピングは、状況や個人要因によって異なるので、一概にこれがいい・・・とは言えません。その時その時に、自分にあったストレスコーピングを行う事により、ストレスの軽減/解消につながるものと考えられます。


 ・・・というような内容が再来週の試験に出ます(笑)。がんばります。



<参考図書>
メンタルヘルス・マネジメント検定試験 I種(マスターコース) 重要ポイント&問題集
日本能率協会マネジメントセンター
[rakuten:book:13280379:detail]