なまけもののあなたがうまくいく57の法則


なまけもののあなたがうまくいく57の法則
本田直之
大和書房
2009年 7月30日 第1刷発行

 なまけもの・・・と聞くと、あまりいい印象はないかと思います。しかし、本書では、有能な「なまけもの」と、無能な「なまけもの」と分けています。有能な「なまけもの」は、自分が怠けるために、工夫が出来る「なまけもの」という事です。その中でも、工夫して前に進んでいく「前進型」の「なまけもの」になるためのヒントが書かれています。
 57項目のひとつに、"「最初の10日」に力を入れる"という事が書かれています。最初の10日に力を入れ、効果を体感する事により、比較的ラクに継続出来る=習慣化できるようになるとの事です。
 ・・・というワケで、最近サボり気味だった夜のジョギングをシルバーウィークの間、続けてみました。近所のコースで大体30分だな・・・と思っていたのですが、家を出て帰ってくるまでの時間をストップウォッチで測ってみたら、31分くらいでした。毎日、ストップウォッチで測り、「前の日より速く。」と思って走っていたら、6日目には24分台まで短縮出来ました。これが効果を体感するという事でしょうか(笑)。
 ただ、物事を継続して行くためには、「自分はなまけものなんだ」という自覚だけは失ってはいけないそうです。一時的に気分が盛り上がる事があっても、基本は「なまけもの」なので、根を詰めすぎると疲れてしまうため、息抜きも必要という事でした。そして、定期的に「とことん怠ける日をつくる」というヒントも書かれていました。
 僕も、「自分はなまけもの」という自覚を持ち、日々精進したいと思います(笑)。


<目次>
はじめに
1 発想を変えてみる
2 毎日の生活を変えてみる
3 仕事のやり方を変えてみる